沢尻エリカさんの元夫にしてハイパーメディアクリエーターの高城剛さんが、自身のメルマガやらで紹介したおかげで、意識の高い人たちに注目された一見あやしい謎の治療器具「CS60」。
転職や副業で整体師をやるのもどうかと甘いことを考えていて、CS60が治療に使えるかちょっと調べてみたことがあるのですが、、
結論からいうと、個人的には無理かなと判断しました。
CS60とは何か
CS60とは、金属球のなかに組み込んだ特殊なシステムが、体内の細胞に働きかけてミトコンドリアを活性化する「量子ヒーリング」器具です。
といっても何のことかよくわかりませんが、CS60の構造が明らかされていないため、効果が出るカラクリがわかっているのは開発者の西村氏だけでしょう。
CS60による施術でギックリ腰が数分で改善してこの器具にハマった高城さん、ボランティアで世界中をまわっている開発者を1年間追っかけるという、相変わらず異常すぎる行動力でCS60のフォト・ルポルタージュ本を作ってます。
仮に高城さん自身が全て追っかけたわけではないにせよ(当書籍のテキスト+写真は一応高城剛名義)、気になるものごとをすぐに書籍化するのは毎回関心させられます。
このフォト・ルポルタージュ本『BETTER TOMORROW』 、紙の本では9800円という超強気な価格設定ですが、 です。
写真にも相当なこだわりがある高城さんだけあって、世界中の景色や人々を映した写真集としても普通に楽しめますよ。
CS60の導入リスクとは
導入リスク1 …レンタル費用
CS60ですが、買い切りではなくフランチャイズ形式となっており、かかる費用は以下となっています。
- 初期費用:60万円(税抜)/1つあたり
- 研修費:5万円(税込?)/5日間 ※研修は必須
- レンタル料金(最初の3ヶ月):1万円(税抜)/1ヶ月あたり
- レンタル料金(4ヶ月目以降):3万円(税抜)/1ヶ月あたり
C60導入1年目の費用を計算すると…
60万+5万+(1万×3ヶ月)+(3万×9ヶ月間)=95万円
税込だと100万円オーバー。
2年目以降も年間36万円(税抜)とられるのは、薄給とされる整体業界では地味にキツいのではないでしょうか。
施術費は基本的に決められていて、60分で7000円。
1年目にかかる費用を回収するだけでも、140回以上の施術をしなければならない。
2年目以降も、月に5回以上施術してようやく利益が出る計算だ。
施術に使う場所代をいかに安く借りられるかも収益化には大切な要素となります。
例えば、CS60を用いた施術で最も成功しているお店の1つであろう CS60目黒さん なんかは、ダンススタジオを間借りしているらしいが、このように場所代をぐっと抑えることができたら、利益を出すことはそう難しくはないかもしれません。
導入リスク2…エビデンス不足?
今のところ、なぜかわからないけど効くという感じで、エビデンス(=科学的根拠)不足なのも気になりますね。
CS60を勝手に分解して、この仕組みでは治療効果を得られないと主張する人も出てくるかもしれない。
そうなると一気に廃れる可能性もある。
公式サイトでは とあるので、施術効果の根拠が待たれるところです。
施術師への道は保留
ともあれ、施術を受ける側としてはCS60には大変興味があるので、機会があれば1度は体験してみたいところです。